1節 サンフレッチェ広島対コンサドーレ札幌

どちらも新監督を迎えたチーム。

やりたいサッカーははっきりしている

10分 福森がボールのないところで柏を倒す。不用意。

17分 コンサドーレペトロヴィッチサッカーらしいパス回しからゴール前に迫る。
ロングボールも絡めながらポゼッションしていくスタイルは
今のコンサドーレには合った戦いたという印象もある

対するサンフレッチェはセットプレーでチャンスをいくつか作るが、
流れの中ではまだまだといった印象。
パトリックと柏のワンツーでゴール前まで侵入するところはさすがといったところだが、
今季も課題は決定力といったところか。

24分 サンフレッチェは6本目のCK 
CKからの佐々木のヘッドはバーをたたく。セットプレーは大概、相手より先にボールに触っている

27分 コンサドーレはサイドチェンジから菅のシュートがうまく落ちてバーをたたく。

28分 柏のクロスからティーラシンのヘッドでサンフレッチェ先制!!
柏がしつこくドリブル突破をしていたせいか柏にマークが集中。さらにパトリックにもマークがついてたところを
ティーラシンがパトリックの前に飛び出してノーマークでヘッド。
柏とパトリックにもう一人誰かが絡んでいくというパターンが、得点も生まれるということ。

サイドを広く使い、人数をかけることでチャンスを作るが、持たされて奪われるシーンも散見。
ただ、最終ラインからの福森が蹴ったボールをジェイが落として三好が抜け出す・・
が、手に当たってハンドを取られる。
ポゼッションがうまくいかなくても、簡単にジェイに当ててチャンスを作れる。
三好はよくジェイの周りで動いて絡んでいるが、チャナティップが少し物足りない印象。

後半

1分 コンサドーレはサイドを引く使ってチャンスを作る右サイドの古米の低いクロスを三好がヘッドで合わせるもののバーの上。

サンフレッチェの守備は中央を固めて、サイドは割と空いている。
せめてフリーでボールを受けさせないようになれば・・・。

ただ、サイドに気を取られると三好がボールを持ちするすると抜け出してシュートまでいく。
後半に入り、チャナティップも存在感を増す。

15分 CKから千葉が味方のパトリックと交錯して手を負傷。野上と交代。

その後は一進一退。コンサドーレは小野が入ってリズムが変わるか?

38分 ティーラシンに代わって渡が出場 
ティーラシンが結果を出した以上、渡も結果を出したいところだが・・。

試合終盤は、リードしているサンフレッチェは集中力を切らさずしっかり、人数をかけて守る。

優勝したころと比べると老獪に守って・・という感じはしないが、
それでも守り切って

1-0でサンフレッチェ勝利!!

コンサドーレはやりたいサッカーが浸透されている印象はあった。
三好や菅、チャナティップなどの印象は良かった。
怪我からの復帰の深井も守備で貢献していた。

新加入のティーラシンが得点を挙げ、川辺も攻守に存在感があり、
サイドバックの和田も地味ながら随所に光るプレーがあった。
戦術面も今までのサンフレッチェの戦い方がベースになっている印象だったが、
やはり、決定力は今期も課題となるだろう。

注目選手
キープ力はもちろん、運動量もあり守備面での成長が伺えられる。
2列目でありながら、守備ではディフェンスラインの前まで戻り守備に貢献
攻撃面でも、柏とポジションチェンジをしながら持ち前のパス戦でチャンスを作る。
不用意なファウルが多い印象もあるので、注意してほしい。
後半42分で交代 直接、得点には絡んでいないが、良いシーンも作れたし、守備でも貢献できた。

ほぼ、2シーズンをリハビリに費やし、復帰。
左SBとして出場 16分には左サイドから良いクロスを上げる。
守備時は駒井や三好の対応を後手に踏むことも・・。
ただ、運動量があり、終盤ではきっちり守れていた。
試合を重ねていけばもっと良くなる予感はある。


右シャドウ 小気味いいドリブルでチャンスを作る。ジェイの周辺によく顔を出していいところでボールをもらう。
惜しいシーンもいくつかあったが、終盤は少し運動量が落ちたか・・。


菅大輝
左WB。
バーをたたく惜しいシュートやサイドを突破してチャンスを作る。
後半13分で交代。後半もよいところに顔を出していたと思うが・・。
サイドに流れてきたパトリックに手を焼いていた印象もあったので、守備面を考えての交代か。
90分見てみたかった。

進藤亮佑
足元の巧さを買われての先発起用か?3バックの右で出場。
柏の対応に苦戦。後半28分には右サイドをあがり、クロスを上げる。
ペトロヴィッチサッカーにはこういったプレーの数を増やすことが個人としてもクラブとしても重要だと思う。