1節 鹿児島ユナイテッド対ガイナーレ鳥取
序盤はガイナーレがペースをつかむ。
鹿児島のGKアンにプレスをかけて、もう一歩でゴールという場面をつったレオナルドに代表されるように積極的なプレーが目立つ。
鹿児島も15分にアレックスがガイナーレのDF甲斐を躱してクロス。これは合わなかったが、
長身のアレックスがサイドに流れて川森がゴール前に飛び込むというのが今季の形なのだろうか?
前線からのプレスという守備の形はわかるのだが、攻撃はどうやって得点するのか見えてこない
すると
ベテランフェルナンジーニョは計算できるが、レオナルドがフィジカルが強くボールキープできるので、
攻撃の形となっている。
アン・ジュンスはレオナルドのプレスからピンチを作っているが、積極的な飛び出しは好感が持てる20歳の若いGK
それでも、ガイナーレの攻勢は続き
ボランチの可児のディフェンスラインの裏に出した浮き球を右SBの植松があがって落としたところを加藤がシュートもミートせず、横にこぼれる・・・そこを詰めていたレオナルドが冷静に決めて・・
45分 レオナルドのゴールでガイナーレ2点目!!
完璧に崩せていただけに加藤で決めてほしかった(笑)
ここで前半終了
ここまでのガイナーレは、ヴィトール・ガブリエルは無理に突破してボールを奪われるシーンが目立つが、
中盤でキープしてチャンスを作れるフェルナンジーニョと前線でボールを収められるレオナルドが効いている。
スピードがあってテクニックもあるFW加藤、中盤の底からパスで組み立てられる可児、右サイドから果敢に攻めあがっていたSBの上松が印象に残った。CBの甲斐と内山は不安定なプレーも目立った。
一方の鹿児島ユナイテッドは・・
右SBの水本、左SBの藤澤も攻守に積極的で特に藤澤からチャンスが生まれたシーンもあったが・・・。
裏を取られるシーンもあった。
攻撃面では、アレックス、川本、野嶽らは技術もあってチャンスは作れるのだが、連動して攻撃の形が作られたかというと・・。
全体的に積極的なんだが、裏目に出ることもあるという印象。
後半
鹿児島は西岡に代わって吉井、野嶽に代わって五領が出場
中盤でやられている印象だったので、そこを変えようということか
だが、その中盤でボールを取られて・・・
レオナルドが頭で合わせるもののボールはサイドネット・・。
鹿児島も右サイドからのクロスをアレックスが頭で合わせるもののGK北野がセーブ。
こぼれ球を川森が飛び込むののゴールならず。
ガイナーレも今度は左サイドから・・・
これは鹿児島GKアン・ジュンスがセーブ
67分 鹿児島はアレックスに代わってキリノが出場
鹿児島も両サイドバックの水本と藤澤からチャンスは作れるが、そこからフィニッシュには至らない。
藤本がいないから・・・。
77分 3人を交代した鹿児島は右SBの水本が負傷 大丈夫か? →その後戻る。
ガイナーレは1人目の交代。ヴィトール・ガブリエルに代わって林
鹿児島も両サイドから攻撃を仕掛けるが、中央に合わない。
序盤は細かいミスがあって不安定だったガイナーレの内山と甲斐の両CBだが、時間が経つとともに
安定してきた・・・高さがあり、空中戦ではやらせなかった。
92分 ガイナーレは加藤に代えて井上が出場
そのまま試合終了
2-0でガイナーレ勝利!!
鹿児島はボールをキープしてサイドから攻撃をするという形までは見えてきたが、
もっとゴール前に人数をかけないと厳しいか。
永畑、赤尾、五領らは運動量もあって技術もあるが、この試合では怖さに欠けた印象。
ガイナーレは中盤と前線でキープできるため、守備陣への負担が減った印象。
昨季も開幕から数節は調子が良かっただけに1年を通して今日の出来が継続できるかがポイントとなる。
藤澤典隆
29歳の左SB。琉球で32試合5得点の活躍をしてJ2昇格を狙えるチームに移籍・・したものの
左サイドでチャンスを作っても前線のターゲット不在で中々決定機とならなかった。
加藤潤也
23歳のFW 昨季は32試合11得点と活躍した。
166cmと小柄だが、スピードがあり突破力がある。今季もそれなりに活躍すれば一つ上のステップに上がれるだろう。
上松瑛
積極的な攻め上がりから、2点目に絡む。